湯道百選

25.5
京都・鷹峯

東急ハーヴェストクラブ
京都鷹峯&VIALA

TOKYU HARVEST CLUB KYOTO TAKAGAMINE & VIALA

野趣あふれる温泉宿

ホテルのメインエントランス。月のオブジェが出迎えてくれる。

京都洛北、鷹峯たかがみねのふもとにある「しょうざんリゾート京都」。日本庭園や飲食店、ウェディング会場が揃うリゾート施設に、「東急ハーヴェストクラブ 京都鷹峯&VIALA」がオープンしたのは2014年。この施設のコンセプトは「山と月」。窓から見える鷹峯の山もインテリアの一部と化し、ホテル内の随所にそのコンセプトを感じられるようなオブジェやインテリアが施されている。
 観光のための一拠点、という位置付けのホテルが京都では多い中、滞在型リゾートホテルとして人気を博している。「五感を感受し、風雅を楽しむ市中の山居」というコンセプトの通り、館内は京都らしくゆったりとした、落ち着いた空間が広がる。天然温泉に入れるのも好評で、開業にあたり源泉は半年をかけて探し当てたという。苦労のかいもあり、ガスが入ったお湯は「美肌の湯」と言われるほど泉質にも優れている。

VIALAタイプの客室にはすべての部屋に温泉露天風呂がついているが、もちろん大浴場も魅力的。「野趣あふれる温泉宿」をテーマに掲げ、黒御影石の壁に囲まれた檜風呂「地-Kuni-」、そして巨大な月のオブジェが浮かぶ幻想的な「宙-Sora-」と、2つの風呂を楽しめる。男湯・女湯は入れ替え制のため、夜と朝の両方に入浴する宿泊客が多い。

大浴場「地-Kuni-」。檜風呂をメインに、立湯、サウナなどがある。


大浴場「宙-Sora-」。瞑想風呂をメインに、ジャグジー、サウナなどがある。

日本庭園や、石畳の小道、竹林など、「しょうざんリゾート京都」敷地内で京都の四季折々の美しさを堪能できるのも魅力の一つ。旅の通過点ではなく、このホテルを目指して京都を訪れる人は、きっと今後増えていくだろう。


Text by Chako Kato
Photographs by hotel official

東急ハーヴェストクラブ
京都鷹峯&VIALA

敷地内に湧出する天然温泉は、優しい湯あたりで「美肌の湯」と呼ばれる。
写真の瞑想風呂がある「宙(Sora)」と、檜風呂がある「地(Kuni)」の2種類を有する。