湯道百選

50.5
東京・千代田区

アマン東京

AMAN TOKYO

東京の魅力。
都会と自然の調和。

現在、20カ国で33のリゾートやホテルを運営しているアマン。初の都市型のリゾートホテル「アマン東京」は2014年に、27番目のホテルとしてオープンした。

Photograph: Aman Tokyo Official

「国内にはアマンのホテルが3つあるので、日本を表現するというよりも、あくまでも東京の文化を体験してほしいという想いがございます。それまでアマンのリゾートは自然豊かな場所や秘境にあったので、アマン東京ができたときには、誰もが『どうして東京の真ん中で?』と不思議に感じたと思います。自然とともにある都会。常に自然と共存してきたアマンが見せたい景色があるので、この場所が選ばれました。」

 日本地区担当マーケティング&コミュニケーションズディレクターの早田美奈子さんが語るように、ホテルからは外苑の森、新宿副都心の高層ビル群、そしてその後ろには、丹沢の山々や富士山が望める。東京に暮している人でも、なかなか見ることができないような景色で東京という場所を体感できる立地だ。

Photograph: Aman Tokyo Official

「ホテルのデザインも、パーツやアイテムで日本製のものを取り入れるというよりは、日本人のライフスタイルを実際に感じていただけるような表現がされています。ホテルのマテリアルは、石と木と和紙を中心に使われ、ロビーは吹き抜けで障子のようなデザインになっています。」

 各地域の伝統や文化をホテルづくりに生かすアマンの精神に則り、「アマン・スパ」のコンセプトは「日本の銭湯」。湯桶や椅子はひのきを使い、お湯の温度も38度の設定など、日本の銭湯文化を東京の眺望とともに体感できる。日本に暮らしていても、「アマン東京」を訪れれば、知らなかった東京らしさときっと出会えるはずだ。

Photograph: Alex Mouton


Text by Chako Kato

アマン東京

  • 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目5-6 大手町タワー
  • TEL : 03-5224-3333
  • URL : https://www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-tokyo
  • ・宿泊料金:¥113,850〜
     (デラックスルーム 1泊1部屋料金)
    ・アマン・スパ営業時間:8:00〜22:00
     (※温浴施設の利用は、宿泊者と一部スパメニュー利用者のみ。)

アマン初の都市型ホテルとして2014年にオープンした「アマン東京」。高層ビル内にわずか84室が設けられ「静寂のサンクチュアリ」がテーマになっている。合計2,500㎡にもおよぶウェルネス施設、アマン・スパには、フィットネスジムや30mプール、ヨガスタジオ、ピラテススタジオも備えられ、東京で営業するホテルにおいて最大級の大きさとなる。